前記事で土佐の投入堂と呼ばれる越智町「聖神社」への道案内をしました。ここから実際に登山していきます。

必要だと思った装備も前記事で紹介していますので参拝前にはご参照下さい。

http://supercub.xii.jp/cubtouring/stroll/%e9%81%93%e6%a1%88%e5%86%85%e5%9c%9f%e4%bd%90%e3%81%ae%e6%8a%95%e5%85%a5%e5%a0%82-%e8%81%96%e7%a5%9e%e7%a4%be%e3%81%b8%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%bb%e3%82%b9%e6%96%b9%e6%b3%95/

聖神社へのアクセスは2種類

この聖神社は「土佐の投入堂」と呼ばれるように、鳥取の投入堂と同じく断崖絶壁にあいた小さな穴にひっそりと建っています。それゆえ、神社全体を眺めるためのルートと神社へ参拝するルートが用意されているんです。

結果から申し上げると、神社へ参拝するルートは装備も無く道順も分かりにくくキツすぎるルートだったので断念。参考までに、こんぴらさんの1368段は割と余裕で歩ける僕ですが、ここはレベルが違いすぎるよ・・・
神社を遠くから眺めるルートのみ制覇することができました。

聖神社参拝ルート(超ハードモード)

参考までに神社参拝ルートをご紹介。

聖神社参拝用の駐車場&休憩所から徒歩
聖神社参拝用の駐車場&休憩所から徒歩

60メートルほど坂道を歩きます。

左手に看板、ここから登山です
左手に看板、ここから登山です

最初から極細道
最初から極細道

体力的には全然余裕。

なん・・・だと・・・?
なん・・・だと・・・?

「マムシ注意」の看板に気が引き締まります。怖いよ・・・怖いよ・・・

ウッディなブリッジ
ウッディなブリッジ

レインでもないのにウエッティ
レインでもないのにウエッティ

沢の水分を吸っているんですかねぇ・・・
つるつる滑るような感じではありませんでした。

聖神社の鳥居
聖神社の鳥居

もうしばらく歩くと聖神社の鳥居が姿を現します。
鳥居をくぐって左が「対岸行き」です。対岸行きは後述の別ルートを通るのが楽です。

吊り橋発見
吊り橋発見

さらに直進すると吊り橋が見えてきます。このあたりは聖渓谷と呼ばれているそうです。

寄り道:聖渓谷(ノーマルモード)

吊り橋へ続く洞窟
吊り橋へ続く洞窟

吊り橋の高さまで登ると左手に洞窟が。

吊り橋入り口
吊り橋入り口

うわぁ・・・超こわい!
入り口に「ご自由にお使いください」なライトがあるので拝借して進みます。

アカン・・・
アカン・・・

怖い怖い!お母ちゃーんー!

吊り橋
吊り橋

10メートルほどでトンネルを抜けます。何やたいしたことあらへんな(震え声)

吊り橋は結構揺れましたがそれほど怖くはありません。
一度に3人以上で渡ってはならないようですのでご注意を!

橋を渡るとハシゴあり
橋を渡るとハシゴあり

不安定なハシゴですので気を付けて!
登り切ると急勾配。ロープがありますので、それを握りしめて上がっていきます。

滝を横切るルート
滝を横切るルート

お次は川を横切ります。この丸太の上を歩くのは超絶危険!

丸太は手すり、石の上を歩くのが正解
丸太は手すり、石の上を歩くのが正解

石を渡ってしっとりしたハシゴを登るとロープがありますので、それを伝って上へ。

登り切った風景
登り切った風景

這いつくばるように登り、岩場を進むと終点。滝が綺麗です。体力の無い僕は労力に見合わないと思っちゃいました。

参拝ルートへ戻る

吊り橋を戻り再度洞窟へ
吊り橋を戻り再度洞窟へ

吊り橋を戻り、あの洞窟を抜けて分岐点まで戻ってきました。
もうこの時点で汗だく&息が切れてます。しんどい・・・水のみたい・・・

聖神社 直接参拝ルート(超ハードモード)

お宮はこの上です
お宮はこの上です

さっさと参拝して水飲もう・・・と聖神社へのルートを進んでいきます。

参道じゃないよ、もはや山道だよ!
参道じゃないよ、もはや山道だよ!

凄まじい勾配!チェーンを頼りに必死こいて登ります。

獣道をひた登る・・・先が見えない
獣道をひた登る・・・先が見えない

ここから先はロッククライミング
ここから先はロッククライミング

うん、無理だはwwww

聖神社をなめていた僕、ふらふらになりここでリタイアしました。
登山グッズ、必要です!

聖神社参拝道からの対岸ルート(超ハードモード)

鳥居まで下山すると、沢方面に伸びる「対岸ルート」があるのを思い出します。
完敗して帰るのも悔しいので、対岸から神社の全景を見てやるぜー!と出発。

対岸ルートも絶壁だった・・・
対岸ルートも絶壁だった・・・

もう写真を撮る気力も無いほど削られました!絶壁をロープでクライミングして進む感じです。
誰が使うんだこのルート・・・というレベル。

ここで下山してきた完全登山スタイルの山慣れしてそうなお兄さんにこの先の状況を聞いてみたところ、心折れそうだったとのこと。
このルートはファイト~一発!なアニキだけが切り開けるのです。
身も心もたるんでいる僕、木の橋にへたり込んでしばし放心・・・

腰掛けられる貴重な場所、それが木の橋
腰掛けられる貴重な場所、それが木の橋

休憩したいときはここが良いかも。もちろん人が来ない時限定ですが。

自然は厳しくも美しいんじゃあ^~
自然は厳しくも美しいんじゃあ^~

聖の清流で汗だくの顔と土まみれの手を洗い、流れる水を眺めながら息を整えます。

別ルートから神社全体を眺めるルート(ハードモード)

聖の霊圧にこてんぱんにヤラれた僕ですが、お兄さんに教えてもらった別ルートから最後のアタックを行うことにしました。

聖の霊水うめぇ!
聖の霊水うめぇ!

一度休憩所まで戻り、水分補給。
愛飲している炭酸水がほとんど残っていなかったため、恐る恐る水道水を口に含んでみました。

・・・大丈夫そう

てかうめぇwwまさに霊水!

ペットボトルに詰め、1リットル近く飲んで復活です!

対岸へのラストアタックは「聖の家」から

清流 聖の家
清流 聖の家

この建物、実は聖神社参拝ルートの手前にありました。
インパクトのある建物なので、見逃す心配はありません。

この建物の下をくぐり、回りこむようにして進みます。

手すり付きの細道を進みます
手すり付きの細道を進みます

一瞬どう進むのか迷いますが、手すり沿いを歩いていきます。

手すりが無くなったら崖の隣を歩く
手すりが無くなったら崖の隣を歩く

非常に細い道ですが、写真のような道がずっと続いていきます。

杉林の中を進む
杉林の中を進む

赤いリボンが目印に点々とありますので、迷うことは無いと思います。

道も怪しくなってくる
道も怪しくなってくる

直感とリボンを信じて道っぽい道をすすめばOK!

対岸まで200m
対岸まで200m

心臓破りの杉林を抜けこの看板が見えてくる頃、僕と同等の身体能力であれば、もうゼェゼェ言ってるはず。帰りたくなっているはず。がんばれー!今まで以上のキツイ坂はないぞー!

残りの道中200m区間の写真はこれだけ
残りの道中200m区間の写真はこれだけ

写真を撮る気力すらありません。足がパンパンになって細道にうんこ座りしながらようやく撮影しましたww

アドバイスとしては、限界が来る前にしっかり足を伸ばして座りましょう!
うんこ座りしていて立ったら立ちくらみがして谷底に落ちそうになりましたw

これが見えたらあとちょっと
これが見えたらあとちょっと

ここまで来ると歩くゾンビのようにゆっくりと足を引きずるように歩いていることでしょう。衰弱していますね、わかります。

道・・・ないじゃん!
道・・・ないじゃん!

看板が指す方向は、下り坂で崖があるだけ。この奥の獣道を進むんか・・・詰んだ・・・
と思うことでしょう。

実はここがゴールです。
あと数歩ですよ、あと数回足をあげたら到着しますよー!

聖神社 対岸ルート制覇

土佐の投入堂、聖神社
土佐の投入堂、聖神社
絶壁の洞穴に密やかに建立
絶壁の洞穴に密やかに建立
参拝用ルートが下に見える
参拝用ルートが下に見える

すごいの一言です。凄すぎワロタってやつです。
肉眼では1枚目の写真程度にしか見えませんので望遠できる何かを持って行った方がよいかもしれませんね。僕の場合は愛用のキヤノンPowerShot SX410 ISを光学ズームインして、カメラ液晶から社殿や立地環境を楽しみました。

日本でも超絶珍しい立地の神社です。見れて良かった!
これは労力に見合うのでぜひチャレンジして下さい。オススメ過ぎる!!

体力があるなら、直接参拝もすべきですね。
僕も装備を整えて再アタックします。

投稿者 ホンダ芭蕉

四国は高知、車社会の片田舎で訳あって原付バイクだけで暮らしてます。 カブ生活の魅力と困難、ふらりと立ち寄った寺社仏閣や田舎の癒しスポットなどをご紹介します。

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