ここ数ヶ月寺社仏閣に参拝していて気付いてしまいました。
何となくでも知っておいた方が、よりお寺を楽しめるキーワードというのが存在するんですよ。
これ、Wikiで調べるとかなり詳しく説明があり、調べたその時はすごく満足できるのですが、しばらくすると忘れてしまうんですよねー。
今回は四国八十八箇所の霊場にほぼ確実にあるものをピックアップして、備忘録がわりにざっくりとまとめておきます。
建造物関連の呼称
手水舎
柄杓が置いてある水場です。
「ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ」と色々な読み方があるようです。
本来はここで手を洗い、口をすすいで清めるのが正しいそうです。
柄杓に直接口をつけるのはNG、左手に水をためてすすぐのが正解なんですと。
扁額(へんがく)
門や社の上に付いている表札・名札のこと。
一般的な表札のように、その建物に住んでいる人(祀ってある神仏)を表すと思っておいて良さそうです。
鐘楼(しょうろう)
ずばり時を告げるために打つ鐘のことです。
鐘楼付きの門は鐘楼門(しょうろうもん)。
風情があって良い音ですよねー。
仁王(におう)
怒っている怖い人はお寺のマッチョなガードマン。
本名は「金剛力士(こんごうりきし)」で。2体おります。
細かな話ですが、実は2体それぞれの呼び名がありまして、「あ」と発声した時の口をしているのが<阿行(あぎょう)>、「うん」の口が<吽形(うんぎょう)>です。
仁王様がいる門が仁王門。
山号とよばれるお寺の称号が取り付けられている門を山門と呼びます。
仁王様が守っている山門を仁王門と呼ぶようです。
千社札(せんじゃふだ)
この謎シールは門の裏などに貼ってある参拝記念の札です。
相撲風の独特なフォントが特徴で自分の名前や住所などがかいてあるようです。
神社仏閣の許可をもらい、御朱印を頂いた上で貼るのが風習です。
ただ、最近はマナー違反も多いようで、迷惑行為として千社札の奉納自体を禁じている寺社もあるので要確認!プリクラで作れる千社札風フィルムシールはNG。
大師堂
空海を祀るお堂です。
四国八十八箇所の寺には大師堂が必ずあり、遍路の際には本堂と共に大師堂にも参拝することがならわしとなっているそうです。
護摩(ごま)
火を使った祈祷です。
護摩の炉に細長く切った薪木を入れて燃やし、炉中に種々の供物を投げ入れ(護摩焚き)、火の神が煙とともに供物を天上に運び、天の恩寵にあずかろうとする素朴な信仰から生まれたものである、とのこと。護摩堂は護摩を行う場所。
本堂
ご本尊があるお堂で、寺院のコア部分です。
仏殿,金堂(こんどう)とも言うそう。
とりあえず以上です
これくらいをふんわり知っておけば、寺院参拝の際に「???」にならないと思われます。
深い知識ではなくニュアンスをまとめたものになりますので、興味がおありでしたらそれぞれのWikiなどで調べてみるのも楽しいですよ。
今回の項目とは別に、巡礼前に知っておきたい<四国八十八箇所霊場>関連ネタを書きましたので併せてご覧ください。