「安芸の宮島」といえば日本三景の一つである厳島神社ですね。
湾内に社が建設されて海に浮かんでいるような、あの神社です。
実は高知県にも「安芸の宮島」ならぬ「土佐の宮島」があるんです!
・・・って、ちょっと盛りすぎじゃないですかねコレ。
はりまや橋のようにがっかり名所とか言われちゃうパターンじゃないですかーヤダー
などと思ってすみません!
田舎の神社ゆえに外観はちょっと負けた感はありますが、中身は勝るとも劣らないハイスペック神社でした。
「土佐の宮島」鳴無神社(おとなしじんじゃ)
横浪半島の付け根部分、高知県須崎市浦ノ内東分にひっそりと建っています。
探索開始
リアス式のゆるやかにカーブした細道を進みます。
あいにくの曇り空でしたが、晴れた日の風景はさぞ美しいんだろうなーと感じずにはいられません。
これは・・・期待できそう!
外観・・・なかなかカッコイイ!
でもそれ以上にこちら!
なにこれどういうことなの!?Wiki先生の話をかいつまむと
葛城山に居た一言主命と雄略天皇との間にバトル勃発!
一言主命は船で逃亡
460年の大晦日にこの地に流れ着き、神社を造営した
一言主命が海から神社のある場所へ上陸したから、人々も海側から参拝するんですね。
深いお話ですなぁ・・・
本殿・幣殿・拝殿は国の重要文化財に指定されているのだそうです。
重要文化財「鳴無神社 拝殿」はこちら
拝殿とは、本殿の前ににある建物で、拝むところ。
これには思わず一言主命もご満悦!
重要文化財「鳴無神社 幣殿」はこちら
そもそも幣殿(へいでん)って何ぞね?
本殿と拝殿との間に位置し、両者をつなぐような構造になっている建物。
ということは、この神社名がかけてある細い通路部分が幣殿なんですかねWiki先生?
幣殿が独立していることもあるし、拝殿と一体になっている幣殿もある。
幣殿がない神社もあるぞ!
割となんでもありなんですねー。
神社を横から回りこんで見た際に、奥の社(本殿)につながっている通路部分が幣殿という解釈で良さそうです。
そしてこの鳴無神社は、拝むところ(拝殿)と奥への通路(幣殿)が合体しているというわけです。
ふむ、勉強になった!
これには思わず一言主命もニッコニコ!
いよいよ神様の住む本殿!
なるほど、わからん。
春日造
屋根がシャープに反り返っている。世界遺産の春日大社本殿と一緒。
こけら葺
2、3ミリの薄っすい薄っすい板を何枚もずらしながら重ねてつくる手間暇かかった屋根。
金閣や銀閣もコレ。
ちょっとハイクオリティ過ぎやしませんかね・・・
本殿の天井には天女の舞が描かれているそうです。
割とレアな伝承の残るこの神社を歴史的建造物にした人・・・誰?
これ建立したひと誰??
土佐藩2代藩主の山内忠義
この人の命で社殿が造営され、境内が整備された。
山内忠義、有能!
まだまだ出てくる鳴無神社のすごいところ
鳴無神社では、幼い男子と女子が扮した神の子の結婚式「チリヘッポ」という儀式も行っています。
それ故に縁結びの神様として超絶有名な恋愛パワースポットだそうです。
皇太子殿下と雅子様のお二人をご成婚へと導いた
宮内庁の皇室に仕える方がお忍びでお参りしたところ、お二人のご成婚に結びついたという逸話が残されています。» 婚活のみかた
鳴無選手、渾身のアシストで世界がヤバイ!
日本最高の縁結び神社じゃないですかー!
当然ながら縁結びにちなんだお守りやおみくじもあるようです。
恋愛以外にも人間関係的な御利益もあるみたいですので、ちらりと眺めてみてはいかがでしょうか。
なお、僕の訪問した時間が遅かったため(18時半頃)チラ見もできず・・・リベンジ決定!!
土佐の宮島、鳴無神社はいかがでしたか?
安芸の宮島には及ばないかもしれませんが、土佐の宮島にも一風変わった魅力が凝縮されていました。
晴天の日中、夕方、春夏秋冬でそれぞれの風情がありそうなところも魅力です。
高知人はもちろん、ツーリングのついでにぜひ一度足を運んでみてください。
おまけ
大祭お船遊び・・・
なにそれ楽しそう!