四国三十六不動霊場 第17番の宗安禅寺(そうあんぜんじ)にカブでひとっ走り参拝してきました。
手入れが行き届いた今風で綺麗なお寺ですよ。
宗安禅寺(そうあんぜんじ)
多くの人が鏡川で泳いだりバーベキューをしたりする、そう、あのあたりですね。
「臨済宗」とかいう宗派で、四国三十六不動霊場の17番目のお寺だそうです。
なるほどわからん(´・ω・`)
知っておきたいオ・ト・ナのコ・ト・バ♡
臨済宗
臨済宗の開祖は栄西(えいさい)
日本の禅の宗派のひとつ
日本の禅宗は3つのみ→臨済宗・曹洞宗・黄檗(おうばく)宗
禅問答を重視し対話にて悟りを伝達
一休さんも臨済宗
アニメの一休さんが無理難題を
とんちで解決するときの有名なセリフ
「そもさん」「せっぱ」
これって臨済宗の禅問答にて悟りを開くためのやりとりだったそうですよ。
作麼生(そもさん)→答えてみぃ
説破(せっぱ)→謎は全て解けた!論破すんぞ!
ということだったんですねー。
宗安禅寺
道から見ると巨大なお屋敷のようですね。学生時代からお寺の存在は知っていましたが、この邸宅っぽい雰囲気から入るのを躊躇して今に至りますw
夏休み真っ只中の今、坊主頭の学生さんが楽しそうに川で遊んでおります。
昔から変わらない宗安禅寺と鏡川の関係ってとこでしょうか。
平日のためか駐車場がガラ空きだったので堂々と止めて参拝します。
宗安禅寺の歴史は古く、807年創建と言われています。
807年いうたら・・・794うぐいす平安京、平安時代初期ですやん。
そらじっくり見て回らんとあきませんなぁ。
門は固く閉ざされていました。お寺ってもっとオープンでもいいんじゃない?
お寺だからお寺はあるとして、もうひとつ別にお不動さんという方が祭られているそうです。
ここで四国三十六不動霊場の納経をしてもらえるんですね。
呼び鈴があって、誰かが常駐しているわけではありませんでした。まあそれもそうか・・・
サッシの窓はちょっと意外でしたが、枯山水のミニ庭園がいい感じ。
四国三十六不動霊場
四国内にある36箇所の不動明王霊場寺院の総称。
不動明王を祀るお寺連合なのかー。それでお不動さんがここにいるわけですな。
きれいな石畳の参道です。
お不動さんこと不動明王は、36人の手下がいます。それが三十六童子です。
そのうちの一人、持堅婆童子(じけんばどうじ)が祀られていました。
ほこらの中になぜか陶器のエンジェルが入っていたことは秘密です。
子供が入れたのでしょうが、それに目くじらを立てるようなことをしない日本宗教の懐の広さはイケメンだと思います。
さあ、お不動さんは目の前です!
宗安禅寺のお不動さん
ここには60年に一度一般開放される川上不動尊があります。
この像、実は日本三大不動尊の一つらしいですよ。国の重要指定文化財の指定もバッチリ受けてます。
生きている間にみれるのだろうか・・・
不動明王
よく聞く名前ですが、一体何者なのでしょう?
不動明王は眼光鋭く、右手には「降魔の剣」、左手には綱を持ち大変恐ろしい姿をしているが、その心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちている。
悪魔を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、おとなしく仏道に従わないものを無理矢理にでも導き救済するという役目を持つ、真言宗の教主「大日如来」の使者。
背中の激しく燃えさかる炎は迦楼羅焔(かるらえん)といい、毒になるものを焼きつくす。祈願者の願いによって、どんなご利益でも受けることができる。
ほうほう、武闘派な仏様なんですね。ちょっと厨二心をくすぐられる設定です。
高知にホビー館を持つ海洋堂さんが不動明王フィギュア作ってるんですね。
正直ちょっと欲しいかも・・・w
宗安禅寺、寺社に興味を持ったらまず訪問を
お寺がとても綺麗で、手入れが行き届いている感が半端ないです。
重要指定文化財、四国三十六不動霊場と多くのオリジナリティを持ちつつさらりと普段着で参拝できるのがポイント。
山の神社やお寺は草や苔、蜘蛛の巣や虫などの障害があるので、まずはそれらの心配がないキレイ目寺社からスタートするのが良いかもしれませんです。