昨日は公園でテントを張って野宿。人として超えて大丈夫なのか分からないことを体験してしまいましたw
初の野宿や遍路への不安と緊張が入り混じって全く眠れません。ダメージが残って翌日以降のコンディションに影響するのでマジ勘弁なのですが、うとっ、ときた頃に鳥達の大合唱スタート。
鳥って朝日とほぼ同時に起きてさえずり出すんですねー
上板町スポーツ公園というめちゃくちゃ広くて綺麗な場所で野宿させてもらいました。
久しぶりに見る朝焼けが清々しく、疲労感もゼロです。まだまだ若いやん僕!
これを・・・着るのか・・・
と、最初はちょっと、いやかなり抵抗がありました。恥ずかしいですやん!
でも思い切って装備し、お遍路さんへジョブチェンジ。
散歩に通りかかったおじいちゃんに「お疲れ様ー」と声をかけてもらいました。
その後話しかけた人から同様の挨拶をもらったので、お遍路さんには「お疲れ様」と声をかけるのが通例なのかも。
記念すべき初日スタート
心なしか昨日よりカブがしんどそう。この子も前日のダメージが残っているのか?
一番札所 霊山寺
お遍路のスタート地点、四国霊場一番札所の霊山寺はさすがの風格!その規模や普通のお寺ではお目にかかれない威厳を感じます。
納経所(参拝記念の御朱印というサインをもらうところ)のおじさまにバイクを停める場所を確認したところ、邪魔にならないところならどこでもいいよーとのことで、納経所の真ん前にある木の下に案内してもらいました。逆に贅沢ポジションです。
おお・・・これこそが正装!ここまでやればコスプレの領域でテンション上がりそうです。
さすが一番というべき美しい庭園がお出迎え。池の中には錦鯉が優雅に泳いでいます。
久しぶりに見る別世界に大興奮!
ツアーで回る人たちはここで記念撮影するんですねー。後ろに見える多宝塔は1394~1428年建造という歴史ある巨大建築物なんだそうです。パネェ!
仏様がずらり。それだけでなんかすごい。雰囲気に飲まれちゃってます。
御札、お守り、鈴、ピンバッジ、ネクタイピン・・・本当に様々なお守りがありました。
ふむふむと覗いていたら手ぬぐい発見。350円という割と手頃なものでしたので思わず購入です。
一番札所というメモリアルな地のオリジナル手ぬぐいですからねー。買いの逸品!
これはどこに売ってますか?
当然ながら次に向かう先は全く一緒ですので、何度も見かけました。
遍路の始まりの地、一番札所霊山寺はやはり特別ですねー。
2番札所 極楽寺
庭園調の広大な敷地。開放感があって散歩するのも楽しそうです。
願掛け+努力で不思議なご利益があるそうな。
至って真面目な価値ある像なのにシュールなものが寺社仏閣にはたくさんありますね。僕はこういうのに弱いんです。
ああー、若干下寄りの僕は畜生あたりかなー
抱き上げて軽く感じたら願いが叶うらしい。触って良いものなのか迷いましたがスルー
広々とした敷地はほどよく立体的な構造で散策にもぴったりだと感じました。寺社仏閣に興味がなくても楽しめるのでは。
3番札所 金泉寺
不動明王の化身なんだそうです。厨二感ぱねえっす!
かつて武蔵坊弁慶が力試しに持ち上げたそう。こんなん絶対むりですやん!
井戸を覗いてみて、影がはっきり映れば長生き。ぼやけていれば短命。
はっきり映っていたと思いたい・・・
吸い込まれそうな深い井戸でちょっと怖いです。
4番札所 大日寺
僕はどうやら鐘楼門が好きみたいです。機能的でかっこいい!
納経所の方(住職さんだと思います)いわく、老朽化で来年あたりに建て替えをする予定とのこと。レトロ好きは一度早めに見ておくべきですよー
渡り廊下にずらりと並んだ像。住職さんいわく、昔は参拝者が直に触れるようにしていたそうですが、指を折られたり金具をパクられたりとえらいことになったそうです。遍路する人間がそんなんあかんやろ・・・
雰囲気でまくりです。かっけー!
今までと一線を画してます。新鮮!
5番札所 地蔵寺
弘法大師お手植えといわれる銀杏の木がデカすぎ!樹齢800年のじいちゃんなのにポロポロ銀杏の実を落としてます。元気元気!
参拝には200円かかりますが、ここは楽しめます。
様々な表情、風貌の羅漢さん。知人に似た人を発見できることもあるとか。おすすめです。
6番札所 安楽寺
ここからちょっとだけ歩きます
うおおお上がれる!
このお寺には宿坊というお寺が運営する宿がありますが、そこからあぶれた人を泊めるのかな?
ここで野宿したいっすねー
ここの庭園は凝ってますねー。
美しい池から多宝塔につながり、枯山水に出ます。
ここには天然温泉の大浴場があるそうで、もはや温泉旅館といえる宿坊ですね。
おみやげの他、アイスやコーヒー、お菓子が楽しめます。
安楽寺内にあるお土産屋さん「お四国のしらかわ」にて糖分補給。
さすがに疲れてきました。たくさん歩いて足ダルい・・・
温泉で育ってきたっぽいこのお寺はエンタメ色が強い印象です。悪く無いですよー
7番札所 十楽寺
お出迎えしてくれるのは大勢のお地蔵様。
頼む・・・いやお願いしますわりとまじで!
愛染明王の後ろには手のひらサイズの観音様がびっしり。海洋堂もびっくりの精巧さです。圧巻!
8番札所 熊谷寺
四国最古かつ最大級規模なのだそう。すごく大きいです!
いい感じに老朽してます。好ましい!
貞享4年(1687)の建立とこれもなかなかに古めかしいですね。
この下を普通に車が通っていきます。僕も記念に通行しました。
町中にこんなのがもっとあったら良いのに。パリの凱旋門、日本の仁王門。どうでしょう?
一日目終了
本当は10番札所まで回りたかったのですがタイムアップ。
納経所の営業時間は17時までなのです。
この日2日ぶりに銭湯で身体を清め、ご飯をたらふく食べました。
次は「遍路ころがし」とよばれる急坂の難所です。大量積載したうちの子のパワーでは登り切れないでしょうから一緒に歩くことになりそう・・・