僕は山川海といった自然が好きで、ここ最近ずっと濃密に自然と触れ合ったりしていました。
ですから自然はもうお腹いっぱい過食気味になっていたのですが、ここ中津渓谷は群を抜いて素晴らしい景観でした。
山間部で生活されている方でも目を細めるレベルの神クオリティなハイスペック渓谷、高知に来たら寄らないと損です。
仁淀川町の中津渓谷
中津渓谷は、最近よく探訪している高知県仁淀川町にあります。
その名の通り、仁淀川の源流域である静かな山あいの田舎町。昔の風情が漂うこの田舎、個人的に結構好きな感じなんです。
雨と渓谷の流れで作られた自然のオブジェ、中津渓谷。
紅葉滝や雨竜の滝、竜宮淵など千差万別の奇観が連なります。
遊歩道からは四季の織りなす渓谷美、奇勝の数々を間近で見ることができます。
中津渓谷までの道中
高知市内から国道33号をひた走り、いの町、日高村、佐川町、越智町を越えて仁淀川町へ。
そらもう極濃なド田舎町です(褒め言葉)
さらにしばらく進むと看板が見えてきます。
ああ^~気持ちいいんじゃあ^~
このような家だと山の一部を専有するようになるのでしょうかねー?
隣の家ともしっかり距離がありますのでパーソナルスペースもばっちり。
庭が林になるのでしょうから、整備すれば自分好みのプチレジャーエリアになり得ますよねー。
こういう場所に家を持つのも面白いなー。
話が脱線しましたが、看板を過ぎ渓谷が近づいてくると正面の山中に「中津渓谷へようこそ」と両手をブンブン振ってそうなウェルカムボードが見えてきます。その看板からは一度離れますがそのまま道なりに進みます。
人里が見えたらもうすぐ。案内に従って押しボタン信号の奥にある坂道を登っていきます。
右側の建物は温泉旅館「中津渓谷ゆの森」で、ひとっ風呂650円。
ゆの森の正面には散策マップが設置されています。このマップの向かい側の崖の上が駐車場です。
バイクはどこに停めるのが正解なのか分かりませんでしたので、駐車スペースのとなりの空きスペース(トイレ前)に停めました。
中津渓谷、歩みをすすめる度に虜になる感じ
まずは雨竜の滝を目指して進んでいきましょう。
岩の上を流れている水を見ると透明度半端ないのがお分かりでしょう。
ですが水底を見るとめちゃめちゃ青いんです。不思議!
足をすすめるごとにくるくると変化する風景に思わず感嘆してしまいました。
次第に人工物が自然に再度取り込まれていき、風流レベルが高くなっていきます。
渓谷の脇に、しっかりとコンクリで固めたバリバリ人工物の遊歩道なのですが、なにこの調和?
人間を癒すために作られた渓谷かと思ってしまうほどです。
人工物の遊歩道と言いましたが、この遊歩道も景観とマッチするよう趣向が凝らされているように思います。
安全かつスリリングに探検を楽しめます。
沈下橋っぽい雰囲気、というか沈下橋なのでしょう。
岩と川と橋のコラボレーションが秀逸すぎて、これでメシ3杯食えますねー
この中津渓谷には七福神+不動明王の像が遊歩道から見られる場所に設置されています。
ですがこの地では彼らはモブに過ぎません。本来の趣旨である景観を楽しんで下さい。
雨竜の滝には大ボス雨竜が住んでる
しばらく歩みを進めると、このような分岐に出くわします。
まずはそのまま道なりに進み、雨竜と対峙してみてください。展望台に行くと一度コースアウトしてしまい、やや険しいルートの「石柱」や「竜宮淵」に向かうことになります。僕はこれでちょっとロスしました。
このあたりになると源流域な雰囲気。川の流れも急になり岩間を滑り落ちていきます。ワイルド。
橋を渡れば雨竜の滝です。
肌に水が付着するのを感じます。
まだ距離があるのにもかかわらず霧吹きで水を吹きかけられているかのようです。
渓谷の奥深くに位置し、中津渓谷のシンボルともいえる雨竜の滝。多方向へ勢いよく吹き出す水は落差20m、その雄大な姿から「竜吐水」とも呼ばれています。また、天候や時間帯によって幻想的な虹が現れることも。
その昔、この滝には容易に人は近づけず、まさに神秘の滝として言い伝えられてきました。
圧倒的です。凄まじい轟音とあたり一体に飛散する霧状の水滴。
美しい水の軌道。
水量も尋常じゃない。
この間わずか1分足らずですが、雨竜のブレスで全身しっとり。カメラのレンズも濡れまくりです。
雨竜・・・強い
勝てない・・・
来てよかった!この滝を見るだけでも充分な価値があります。
中津渓谷いかがでしたか?
まずはここまで。整備された遊歩道を気負わず気取らず普段着でOK!な中津渓谷。
美しい川と自然を気楽に楽しめる素晴らしいこの場所は、自然大好きな貴兄はもちろん、虫嫌いな女性、小さな子供連れにもオヌヌメです。
体力的な余裕があれば、ぜひ次回ご案内する不思議な「石柱」と雨竜の滝の上に位置する「竜宮淵」にも足を運んでみてください。
中津渓谷の食事処
中津渓谷入り口にあった食堂で休憩&食事をしました。
地場産品の販売所と隣接して食堂があります。
店員さんもお年寄りでお客さんもお年寄り。マイペースにお酒を飲みながらまったりと過ごす憩いの場みたいに使われているっぽいですね。
観光地にしては異常に安い・・・。こらほんまに地元民の店やで!
山菜そば大盛630円をオーダー。
量がスゴイ。3玉入っていたのではないでしょうか。
田舎のおばあちゃんが作るとっても素朴なそばは、滋味。
昭和のおばあちゃんが作る優しい味でした。美味かった!
渓谷散策を楽しんだ後は温泉で疲れを癒すのも良いかもです。
大人650円、小人300円
小人は12歳以下まで
2歳以下は無料
おまけ
中津渓谷を楽しむついでの観光として、このあたりもチラ見していってはいかがでしょうか。
http://supercub.xii.jp/cubtouring/stroll/%e4%bb%81%e6%b7%80%e5%b7%9d%e6%9d%91%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%e2%86%92%e6%97%a7%e5%b7%9d%e5%8f%a3%e6%a9%8b%e2%86%92%e4%b9%85%e6%9c%a8%e6%a9%8b%e6%b2%88%e4%b8%8b%e6%a9%8b/