ついに、というかようやくカブでお遍路ツーリングができる状況になってきました。
何人もの先人が無事ゴールしているのは知っていますが、道情報に疎く高知県中心部以外を知らない僕が勢いだけで出発するのもめちゃくちゃ不安です。

そこでここ1週間毎日ネットの海を泳ぎ、行き着いたのが、サイトコンテンツの質と価格が圧倒的ないっぽ一歩堂さん。
ここで遍路用品を揃えましたので、四国八十八箇所巡礼グッズをご紹介します。

厳選!お遍路グッズ

いっぽ一歩堂さんによると、「納札」「経本」「念珠」「線香」「ろうそく」「お賽銭」は必ず必要なのだそうです。

納札(おさめふだ)

納札(おさめふだ)
納札

納札は、巡拝年月日、住所、氏名、願い事を記入して、各札所の本堂と大師堂にそれぞれ1枚づつ奉納します。

また、お遍路さんの名刺としても使われ、お接待や善根を受けた際には、お礼として一枚差し上げます。

四国八十八ヶ所を巡拝するには、2束必要です。
※巡拝する前に、事前に納札に住所や氏名などを書いて用意おくと便利です。

この納札は、ひとつのお寺で2枚必要なわけですね。

一枚ずつ手書きは無精者にはキツイよ・・・
そんな方には複写式のものがあるのでこれでずいぶんと楽になるはずです。

経本

経本(仏前勤行次第)
経本(仏前勤行次第)

四国八十八ヶ所のお寺でのお勤めに欠かせない経本(仏前勤行次第)です。
基本に忠実なお経本で、唱える順番にお経が書いてありますので、はじめてのお遍路さんにおススメです。

お経を唱える時は、暗記していても両手に経本を持って読むことが、正式とされています。
般若心経は太字で記されており、文字には平がながふってあるため、初心者でも読みやすくなっています。

蛇腹タイプで携帯しやすいサイズです。

本堂の前でこの経本を開き、該当するページを読み上げるんですねー。
これが無ければ何もできないですわ・・・

念珠(ねんじゅ)

念珠
念珠

珠をひとつ繰るごとに仏を念ずることから念珠と呼ばれるようになったと伝えられています。

巡拝の時、念珠を手にかける場合、正式には最初、右手は中指・左手は人差し指にかけて三回ほどすりあわせ、次に左手にかけ直して読経を行うといわれています。

お手洗いや食事の際は、必ず取り外すのがマナーとされています。
決して念珠は首から掛けないようにして下さい。

数珠ってなんだか神秘的ですね。これを持ち歩くってことは、非日常の中に身を置く感じがしてテンション上がります!
また、お遍路開創1200年のメモリアルな念珠も誕生しています。「空と海」を表すブルーで仕立てられたお遍路用の念珠、空海ファンはこの機を逃すと手に入らないかもしれませんね。

線香&ろうそく

ダイソー線香&ろうそく
ダイソー線香&ろうそく

線香は、88寺×2堂(本堂・大師堂)×3本=528本
ろうそくは88寺×2堂=176本

奥の院などに参拝する場合はさらに増えますねー。
半端ない数ですが、これはみんな大好きダイソーであっさり解決。
ろうそくは90本、線香なら300本が各100円で買えちゃいます。

お賽銭

5~25円を目安に、静かに添えるように賽銭箱に入れます。遠くから投げ銭しないようにしましょう。

マナーの問題ですね。要注意です。

お遍路するなら納経しなきゃ!

観光目的でなく、巡礼の痕跡を残すのなら、納経帳または掛軸がベスト。
各お寺で御朱印(お寺のサイン)を書き込んでもらうことができます。
「サイン」という言い方は本当のところNGですよー、人前で言ってはだめですよー!
「ごしゅいん」です。

納経帳への御朱印 300円×88寺=26,400円
掛軸への御朱印 500円×88寺=44,000円

・・・うん、決して安くは無いですね。
だがしかし絶対的な記念になりますし、仕上がったものは相当カッコイイとのウワサです。

納経帳(のうきょうちょう)

多くの方は納経帳という高級ノート(←アカン表現ですw)に御朱印を頂くわけです。
納経帳も開創1200年のメモリアル版が出ていました。

納経軸(のうきょうじく)

僕は悩んだ末、掛軸にすることにしました。掛軸の老舗で最安値だったのが、松月堂栗田表具店さん。送料も無料なのでダントツお得でした。

四国八十八ヶ所 納経軸 ◆入定大師
四国八十八ヶ所 納経軸 ◆入定大師

こちらを1万円ちょっとで購入しました。御利益があるはずです。
» 松月堂栗田表具店

ちなみに掛軸は「表装」をすることでよりハイクオリティになるそうです。
気になるお値段は¥35,000(税込)で完全オールハンド仕上げです。

» 表装について

まずはここまで
  1. 「納経軸」または「納経帳」→ネットで購入
  2. 「納札」「経本」→ネットで購入
  3. 「念珠」→ネットで購入
  4. 「線香」「ろうそく」→ダイソーで購入
  5. 「お賽銭」→ジャラ銭握りしめて行く

とりあえずはこれだけあれば大丈夫なのですが、もうちょい購入していますので続けてご紹介。

気分を盛り上げるその他アイテム

洋服の正装はタキシード、和服の正装は紋付袴、お遍路の正装は白装束と相場が決まっております。せっかくお遍路旅をするのなら、出来る限り正装で行きたいですよね。

お遍路用の白衣

着用白衣(背文字入 袖付き)
着用白衣(背文字入 袖付き)

四国八十八ヶ所の他、四国別格二十霊場の巡拝で一般的に着用される道中衣です。

背中には「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と「同行二人(どうぎょうににん)」の文字が印刷されています。

前面には、ファスナー付きのポケットが付いています。

少なくともこれは羽織っておきたいところです。

輪袈裟(わげさ)

わげさ
わげさ

輪袈裟とは略式の法衣で、巡拝しやすいように首から掛けるようになっています。霊場の巡拝には法衣はかかせません。

輪袈裟を外すときには下に直接置かず、必ず上座や机の上に置き、お手洗いや食事の際は必ず取り外すのがマナーとされています。

購入した白衣だけを羽織るとめちゃくちゃ味気ないっす。白衣と輪袈裟は絶対にセットがおすすめ。

山谷袋(さんやぶくろ)

山谷袋
山谷袋

納経帳、経本、念珠、ローソク、線香など巡拝に必要な品をまとめて収納することができます。

内側にファスナー付きのポケットが付いてます。肩掛け紐付きのため、肩から斜めにかけられ、持ち運びにも便利です。

まあ何てことはない、ただの布袋ですが、それっぽいですよねー。
白装束がタキシードならば、山谷袋はフォーマルバッグですから。

まとめ買いがお得

ここまでご紹介したアイテムのほとんどを網羅したセット販売がありました。
料金もちょっとお得になっていますので、迷わずこちらを購入しました。

1)着用白衣(背文字入 袖付き/袖無し):2,300円
2)輪袈裟(金襴):1,500円 
3)山谷袋(布):1050円
4)経本(仏前勤行次第):300円 
5)納札 100枚(白):60円

これだけ入って5,240円のところ4,500円(税込)でしたので、かなりお得でしょう。

このセットを購入した場合、残るは

  1. 「納経軸」または「納経帳」
  2. 「納札」追加100枚
  3. 「念珠」
  4. 「線香」「ろうそく」
  5. 「お賽銭」

を用意するだけになります。楽ちん!

さらにお得なセットも

僕は納経帳ではなく掛軸が欲しかったため上のセットにしましたが、納経帳で巡礼する方は、こちらのセットが相当お得です。

・着用白衣(背文字入 袖付き):2300円
・輪袈裟(金襴):1500円
・金剛杖(般若心経入):1900円
・納経帳(菊柄):2100円
・納経帳 収納ケース(小)紫色:1050円
・巡拝さんや&パック:2940円 
・経本(大字十三仏心経):300円 
・納札 100枚(白):60円

納経帳と収納ケース、金剛杖もついてお値段12,150円のところ10,800円(税込)
上を見ればキリがないので、まずはこのセットで回るのも良いと思います。

ちなみに、弘法大師の分身といわれる金剛杖は坂の登り降りに、体の負担を軽減してくれ大いに役に立つそうですよ。

このセットを購入した場合、残るは

  1. 「念珠」
  2. 「納札」追加100枚
  3. 「線香」「ろうそく」
  4. 「お賽銭」

を用意するだけになります。超楽ちん!

お遍路グッズは結構めんどくさいのでセット買いがお得&楽ちん

というわけで、ガチお遍路をするのなら覚えることや買うものがたくさん出てきます。
旅先で有意義なお金を使えるよう、準備はできるだけコンパクトに、出費を抑えておきたいところですよね。
上手にお買物しましょー

おまけ

さらに僕はコイツを買いました。

せっかくビシっと正装していくのに、メットでぺたんこになるであろう奇頭での参拝は避けたいんです・・・。

これ単体ではフィット感がいまいちみたいですが、タオルや手ぬぐいで頭を巻いておけばしっくりくるもよう。バイカーさんは手に入れておくべき一品ですよ!

投稿者 ホンダ芭蕉

四国は高知、車社会の片田舎で訳あって原付バイクだけで暮らしてます。 カブ生活の魅力と困難、ふらりと立ち寄った寺社仏閣や田舎の癒しスポットなどをご紹介します。

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