昨日エタノール(濃度50%)内にハッカ油を10秒ほど垂らして作った自作ハッカ油スプレーを作りました。
http://wp.me/p6mAYy-np
嬉しがって家中に衣服やメット、靴はもちろん、ドアの隙間や窓のさん、果ては壁面やフローリングまでたっぷり吹きつけておきました。ミントの香りが部屋中に広がってとっても清々しい!クセになりそう・・・
と、ここまでは良かったのですが、そのニオイにいぶし出されたのか本日なんとゴキブリが出現したのです!
コイツは以前退治できずに逃げられたやや小さめのチャバネくん。まだ若いのかめちゃくちゃすばしこくて当時愛用のカビ用洗剤を取ろうと一瞬目を離したスキに消えた恐るべき相手です。
霧吹きのようにふわっと液体が広がるスプレーなので効果は期待していませんでしたが、ものは試しとゴキさんに吹きつけて見たところ予想だにしない驚きの効果が得られました!
エタノールハッカ油をゴキブリに吹きつけた結果・・・
まず2~3回吹き付けるとヤツの急激にスピードが遅くなりました。
さらに何度か追撃して様子を見ると、もう息も絶え絶えになっているではありませんか!
僕はゴキさんの生命力の高さを知っています。何せカビをも分解する強力な薬剤を何度も吹き付けて泡の山を作らないと死なないのです。
防虫用に作ったものをスプレーしたくらいで死ぬはずがない!などと考えていた間に絶命していました。
エタノール、ハッカ油、水だけで作ったハッカ油スプレーはゴキブリにどんな効果をもたらし、死に至らしめたのでしょうか?
エタノールハッカ油スプレーがゴキブリを始末するまでの流れ
結論から述べると、以下のフローにより殺処分されるものと思われます。
- エタノールハッカ油スプレーを噴射
- 直線的に噴射するタイプのスプレーでなく、霧吹き状の放射タイプがおすすめ。
経験上ゴキさんは危険予測能力とスピードに優れているので直線タイプは狙いを外しやすい。数度吹き付ける。
- ゴキさんの動きが急激に低下
- 即座に蒸発するアルコールとハッカ油。その気化熱で体温を奪われ、冷気に弱いゴキブリは動きが鈍る。攻撃の手を緩めずさらに追撃。
- 呼吸困難な状態に
- さらなる体温低下に加え、アルコールがてかてかと黒光りする体表の油分を分解。
呼吸器官へアルコールが侵入し、呼吸器を麻痺させる。
同時にハッカ油も気管に侵入しゴキブリに有害な成分を拡散する。
- 服毒&急性アルコール中毒で死亡
- エタノールとハッカ油のアルコール成分により中枢神経系が麻痺。ハッカ油の成分により体内機関を破壊。生命維持ができなくなり昇天。
エタノール選手とハッカ油選手による華麗なる連続コンボで、ゴキブリの反撃を許さず完封勝利したというわけです。さらに後始末も楽ちん!薬剤のような液体を使っていないので、ゴキを捨てた後の水たまりは放置して良いのです!(僕はゴキが死んだ水に抵抗があるのでティッシュで軽く拭きますが・・・)
エタノールハッカ油スプレーを作る時の注意点
ゴキブリに対しては、エタノール濃度が50%以上のものでないと効果がないようです。自作される際にはエタノールの濃度にお気をつけ下さい。
今回僕が使ったエタノールはちょうど50%でギリギリ効くレベルだったのでしょうが、その弱さをハッカ油が強力にフォローしたかたちではないかと思います。次は濃度80%前後の消毒用エタノールを購入し、詰め替えて使おうと思っています。
めちゃくちゃ手軽に作れて様々な効果のあるエタノールハッカ油スプレー、ぜひお試し下さい!
作り方はこちらからどうぞ。
さいごに
今まで僕はゴキブリとの戦いに様々な道具を使ってきました。
各種殺虫剤はもちろん、食器用洗剤、お風呂用やトイレ掃除用スプレーなどなど・・・
いずれも、ヒットしにくい、すぐに死なない、攻撃すると反撃される(予測不可能な行動)、ケミカル臭がすごい、こちらの身体にも悪影響、後始末が大変(泡や液体の処理)といったデメリットがありました。
エタノールとハッカ油と水。たったこれだけで身体に害のない、後始末もほぼ不要、香りが爽やかな有能アイテムに偶然出会えてラッキーでした!
お値段は800~1,000円ほどになると思いますが、それ以上の価値を提供してくれていますよ。