昨日はメディアボム衣山店に宿泊しました。
10時間ではやりたいことが出来ないですねー。筆が遅い僕はブログ更新などとてもじゃないですができません・・・。とはいえ野営の不安が無いだけでもプライスレスなのです。ネカフェ最高!
本日の動き
松山市での参拝を終え、今治市へ移動。6寺ありますので、できれば全て回ってメディアボム今治店に宿泊するつもりです。
活動開始ー pic.twitter.com/gMXn27lUIQ
— ホンダ芭蕉 (@hondabasho) 2015, 10月 30
53番札所 円明寺
こちらは町中にあるお寺ですので、アクセスの障害は特に無し。
レアな感じですねー。
これほどまでにいかつい鬼瓦は初めて見ました!
十字架形の灯籠。隠れキリシタンの信仰の拠り所だったのでしょう。歴史を感じます。
本堂に写真が飾ってあります。この写真は、本堂内に安置されている長さ5mの龍で、江戸の名工左甚五郎作といわれています。行い悪い人が見ると目が光るというウワサですが、幸い光りませんでした。
小さなお寺ですが、さすが霊場。見応えは充分ありました。
今治への道中
松山市内から今治市へ向かいますー 瀬戸内側の気温はどうなんだろ?久しぶりの瀬戸内海楽しみです
Googleナビちゃんのガイドでは今治街道を突き進むわけですが、今回は聞き流し、原付バイクのコンパクトさと機動力を活かして最も瀬戸内海を堪能できるルートを走ってみました。こんな寄り道が楽しいんですよねー。
一番海沿いの道、というか堤防の上を進みたいと思っとります
これは鹿島
丸くてかわいいじゃないか!
瀬戸内海は特徴的な島が浮かんでいて面白い!
鹿島周辺を眺めながら堤防沿いを走行していると、巨大な鳥居に出くわしました。なんじゃこりゃ!
車道をまたいでそそり立つ鳥居の奥から、鹿島に渡るための船が出ていますが、人間だけ乗船可能で車やバイクはNGだとのこと。
これほどの大鳥居がある神社、絶対面白いに違いない!ついでに鹿島をぐるっと一周してみよう!と思っていたのでちょっと残念・・・
これが「伊予の二見」なのではないかと思いますが、味があっていい感じ!
鹿島、道の駅前後はインパクトの強い景色が続きます。個人的にはこの辺りが最も綺麗だと思いました。
また、今治街道はこの先停車できそうなポイントが少なくなるので北条でじっくり堪能してから先に進むのが良さそうですよ!
今治街道から逸れたり戻ったりしながらのんびり進んでいるとウミネコさんの大群に出くわしました。すんげー!
こんな大群初めて見ました。写真を見直して思ったのですが、目つきが結構ハンターですね。
太陽石油のコンビナートが隣接している堤防の先ですが、直線上にまるーい島がありましたので記念にパシャリ。
良い記念になりました。
ここからはどんどん市街地へ侵入していきます。
54番札所 延命寺
今治市街の丘陵を少し登りますが難なくクリア。
お寺の鐘に名前が付けられています。
初代:近見太郎→海に沈む
二代目:近見二郎→除夜の鐘のみ活躍、今治市の指定文化財
三代目:近見三郎→現役
鐘に命名するあたり、大切に扱われているのですねー。
大師堂はわりとどこもいい感じに残ってます。
くるまでさっと通り過ぎて行ってしまうあなた
旧へんろ道を散策してみませんか
ということでしたので、次のお寺まで旧遍路道を楽しむことにします。
55番札所 南光坊
細い路地をくねくねと進みます。毎度のことながら、へんろ道ってのは昔の風情が残る良い道ですねー。
デカイ!とにかくデカイ鐘楼門です。
この巨大な鐘楼門は、持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王によって守護されています。それぞれが邪鬼を踏みつけていて勇ましいことこの上なしの仏様。
邪鬼の表情にも注目です。
わりと新しめの建物でした。
やっぱり大師堂に味がありますな。
納経所のお爺ちゃんに頂きました
なんかぐっときちゃったよ… pic.twitter.com/YE6gwVFHH5
— ホンダ芭蕉 (@hondabasho) 2015, 10月 31
納経していただいた方はどうやら住職さんで、なかなか出会うことができないSSレアな存在だったそうです。すごく優しく暖かい言葉をかけて頂きました。
正直観光地っぽくなった大きなお寺では塩対応が多かったので、この南光坊さんは大好きなお寺になりましたw
お隣の別宮大山祇神社も参拝
別宮大山祇神社(べっくおおやまづみじんじゃ)も南光坊に負けず劣らずデカイ!鹿島神社の大鳥居クラスの巨大な鳥居がインパクト絶大です。
新四国曼荼羅霊場40番札所でもあるそう。
愛媛県の有形文化財の拝殿。
樹齢350年以上の大木です。まだまだ元気そう!
ここのお稲荷さんはえがった!
近くの高野山今治別院へ潜入
あの高野山の別院!?ということで興味本位で参拝してきました。
伊予二十一霊場の札所なんですね。
そして本尊はいつでもフルオープンみたい。
なんだろ?立ち入って良いのか悪いのか・・・
受付だと思うじゃん? pic.twitter.com/IKnfWuY9sz
— ホンダ芭蕉 (@hondabasho) 2015, 10月 31
びっくりするわ! pic.twitter.com/gahZw0hf9t
— ホンダ芭蕉 (@hondabasho) 2015, 10月 31
何のどっきりだよ・・・
集会に使われるのかな?誰ひとりとして遭遇しなかったため、問題ありなのか無しなのか分かりませんが、長居は無用ということで逃走。
56番札所 泰山寺
町中を通り抜けてやや郊外へ。道のりは平坦でスムーズに到着できました。
大師が植えたという松・・・の3代目のようです。
納経所には「不忘松千枚通護符」があり、それを水に浮かべて飲むと、心と体の不安を取り除いてくれるといわれているそう。
こちらは役小角さん。神変大菩薩という名で祀られています。
神変大菩薩が山岳信仰の第一人者であり、山野を駆け巡って御修行されたことに由来し、今日では特に足腰の弱い方をお救い下さると言われております。
ほうほう、それで他の仏様とは一風変わった感じなんですねー。
車輪をくるくると回すことでハッピーになれるようです。ぐりんぐりん回してきました。
光の向きとガラスの反射で風景が綺麗に映り込んた軌跡の一枚となってしまいました。ありがたや~
檀家へ向かうのに使われてそうな雰囲気。お寺とカブはよく似合うのがわかります。
泰山寺・・・イイね!
泰山寺駐車場に出ていた看板。
お遍路さんは半額になるという清正乃湯、お値段もさることながら疲れを癒やしてくれそうな温泉です。
貧乏遍路としては立ち寄りたいところですが、まだ時間が早いので巡礼を続けます。
57番札所 栄福寺
お寺前の坂道が少々ありますが、2速で何とかなります。それほど苦労しないかなー。
プチ山寺といった印象で、小奇麗にまとまっています。
ここの和尚さんのエッセイが原作なんですねー。
いずれも風格ある立派な佇まいです。
ここまで精巧に掘られたものは珍しいです。一見の価値あり!
ここに限らず、本堂・大師堂の屋根付近にはお寺の顔とも言える彫刻がありますので要チェックですぞ!
お鶴ちゃんCOOL!上はちょっと間抜け面ですねぇ・・・
お寺の上にある神社も参拝
甘く見ていましたが、それなりにキツい石段+坂道でした。
おおっ、なかなかご由緒がありそうな神社!
フルオープンの拝殿には歴史ありそうな絵が飾られていました。
それもそのはず、ここは元々栄福寺も境内に含む大きな神社だったそうです。
急坂を登るのがちょっと楽しみになってきてます
58番札所 仙遊寺
道中のドラマ①野犬とのにらみ合い
まだまだ走れそうですが過信は禁物。ちょっと休んでいくことにします。
ふぅ・・・と一息ついていると
なんと道のど真ん中を我が物顔で小走りにやってくる野良犬様ががが
人生オワタ\(^o^)/
戦慄しバイクに飛び乗り、全力キックでエンジン始動!とりあえずふかしておきます。
野犬はこちらの様子を伺うように草むらへ移動し、小屋の小脇を通りすぎていきました。
これ、日中だったからある程度落ち着いて行動できたものの、夜間こんなんなったらどうかしてまうでー!
ここはアカン・・・日が暮れる前に仙遊寺から離脱せねば!
歩き遍路さんなど、ここで野宿する方は大丈夫なのでしょうか・・・
以前徳島で野犬の恐怖にさらされたので案じてしまいます。
道中のドラマ②龍女宮
野犬から逃げるようにカブを走らせたために無理をしてしまい熱ダレしてしまいました。ちょうどその場所が龍女宮です。
仙遊寺本尊の千手観音菩薩は、天智天皇の守護仏で、龍女が一刀一拝しながら刻んだともいわれているそう。その龍女をこの美しい場所に祀っているのでしょうね。
この背景ならば何を置いても絵になりますねー。紅葉の季節はさぞ素晴らしいことでしょう。
これ知ってる!倶利伽羅龍王(くりからりゅうおう)ですな。
でもここでの伝承だと、龍女様になるのでしょうね。
龍女宮、激しくオススメ!
仙遊寺
仙遊寺には来るまやバイクで直接乗り込むこともできるのですが、やはり仁王門から歩くべきでしょ。
べっ、別に熱ダレして動けないからじゃないんだからね///
ここの仁王様は躍動感がスゴイ!強そう!
八十八霊場の仁王様がタッグマッチのバトルロワイヤルしたらこのペアが優勝します(確信)
入り口から「奥の院」的な雰囲気を醸し出しています。これは期待!
仁王門から参道を50メートルほど上がったところにある井戸は、弘法大師が錫杖で掘ったといわれ、湧き出た霊水は多くの病を治したといわれている。
お大師様はしょっちゅう杖でコンコンして水を出していますねー。
なかなか険しい道でした。コレほんまに若いうちじゃないと隅々まで満喫できないな・・・
四国最大のびんずる様がおりました。顔つきもよりリアルな感じになって等身大フィギュアな印象。
各霊場におられるびんずる様、ナデナデして神通力をあやかれば病気やケガをしないみたいです。
お寺に泊まることができる宿坊ですが、お遍路前に抱いていたストイックな修業の場でなく、お寺をエンジョイするための宿という感じです。外観はもう完全に旅館ですね。
ちょっと雑な扱いになっていますが、こんないわれがあるようです。
観音像を刻み終えた竜女は海に帰るが、毎年旧暦の7月9日には川を上って境内の桜の木に竜燈を掛けたといわれている。その桜の跡を示す石碑。
インパクトはありませんが、龍女ちゃんを想いながら伝承に思いを馳せるのもオツなもんじゃないかと。
仙遊寺、仙人が遊ぶだけあって、濃厚な雰囲気のある良いお寺でした。
時間的にはもう少々余裕がありますが、長距離移動と山道でヒロウコンパイってやつです。
本日の参拝終了ー。
夜の今治へGo
仙遊寺から本日のお宿、今治唯一のネットカフェ「メディアボム今治店」のルート上にある銭湯で汗を流し、近辺で美味しいと評判の「たかはしやき鳥」さんにて焼き鳥とビールを堪能。
普段飲まないのですが久しぶりの酒は五臓六腑に染み渡りますね!
土曜日で大変な賑わいでしたが、対象と女将さんがぼっち来店のボクに気遣って合間にお話をしてくれました。
美味しい焼き鳥をお腹いっぱい食べてビール2杯の料金が2,500円。
安さと旨さ、そして心配り、これこそが本物の名店なのだとおもいましたよ、ええ。
ほろ酔いでの帰り道、美しくライトアップされた今治城を眺めながら歩きました。散策もしたいところでしたが、現時点でのHPでは無理だと結論づけてキャンセル。
今治はとっても良い印象なので、またいつか訪れたいなー。