野営訓練の第2回は越智町の小浜キャンプ場。
初のお泊りは色々と問題点と気付きのあった良い訓練となりました。
仁淀川と林、そして竹やぶな小浜キャンプ場
ご覧の通り、本当に何もない河川敷ですが、地元の越智町では有名なスポットだそうです。
曇り空なのでぱっとしない雰囲気に見えますが、開放感のある気持ちの良い環境ですよ。
第二回野営訓練の様子
当日の仕事が長引いたため、予定より大幅に遅れての会場入り。
南国高知といえども、10月に入ると午後7時にもなると真っ暗になります。
夜の国道をひた走り到着したところ、なんと照明が全く無いキャンプ場でした。
いや、正確には一つ街頭があるのですが、電球が切れているのか電気がついていませんでした・・・
ということでまさかのスーパーハードモード突入!
誰だよ「設備が良くて素人に優しい感じ」って言ったの・・・
キャンプ場のトイレは非常に重要なファクターですね。軟弱なインドア野郎の僕、簡易式のトイレとかキッタナイところは悶死する・・・
誰もキャンプしている人が居ない・・・まあ日曜の夜にキャンプする人もいないかー
民家やトイレに一番近い入口付近の草地に居を構えることに。
テント設営
真の暗闇の中で孤独と恐怖に苛まれながら2回目のテント設営開始。
先日追加購入したパナソニックのランタン、結構明るい!ぼんやりと広範囲を照らしてくれます。
最初はバイクのライトも点けていたのですが、蛾・羽虫・蚊がハンパなく集まってきます。
泣く泣く諦めてこのランタンのみにしたのですが、LEDって虫が集まりにくいんですねー。長時間外で照らし続けたのですがごく僅かな羽虫が集まっているだけでした。優秀!!
ランタンの光に照らされてテントを認識できるようになりました。
2回目のテント設営、さらに暗闇の中でという悪条件の中、特に戸惑うこともなくサクッと設営完了。
テントの建て方の手順を思い出しながらまとめた備忘録を思い出しながらテキパキと作業ができました。
また、前回スルーした前室(インナーテントとフライシートの間にある隙間)も完成。
テント設営の初心者さんは、家でも説明書を見てイメージトレーニングするだけで理解度が深まりますよマジで。
夕食・・・というか夜食
テントが上手にできたので周りを何度もグルグル回ったり写真を撮ったりと悦に入っていたら午後10時前。アホすぎ・・・
急いで食事の準備にとりかかります。
空ペットボトルに水を汲み、カセットボンベのバーナーでお湯を沸かします。
CB缶の取り付けや点火も何ら問題なくできました。まあこれは簡単ですから自慢できるものではありませんが。
完成。深夜のラーツーです。
練り物はよどやドラッグオリジナルっぽいですね。
いけるやん!
夜の散歩
おでんラーメンを食べて温まったので、腹ごしらえに近場を散歩。
目が慣れてきて、完全な暗闇ではないことがわかってきました。
晴れていれば満点の星も拝めたことでしょう。
野営訓練は街頭が無い田舎には自然の光があってほのかに明るいことを思い出させてくれました。
子供の頃は当たり前のように月や星を見上げていたのに・・・大人になって忘れていましたよ。
見える・・・見えるぞ!
真っ暗だった僕の視野がうっすらと開けています。森の中でもない限り暗黒な夜は無いのかもしれません。
今回のように街頭が無い野営地でも何とかなりそうです。
テント内
テントの隅々までしっかりと光が行き渡ります。家の電灯と比べると当然「薄暗い」のですが、一人でまったり過ごすには充分な明るさです。
こうすると明るさをさらに絞れ、リラックス感が高まります。
上下を逆さにするだけで明るさががっつり落ちます。ウトウトモードや寝る前に最適ですね。
ランタンを足元や枕元に置くことで更に細かく目に入る光量を調整できました。
とっても良いアイテムだと思います。
あまりお酒は飲まないのですが、キャンプいうたら酒やろ!なキャンパーさんが多いようなのでとりあえず用意しました。
ぐびぐび飲んでほろよいになった頃、テント内で酒をぶちまける失態!
バンドックのテントの底面は防水加工してあるので染みこみは一切なく、水分は玉状に弾かれていました。
青いシートが今回購入したキャプテンスタッグのエアマットレス。この上で寝るわけですので、荷物を置くスペースは充分あります。とはいえ2人なら肩を寄せ合うイチャラブ状態で寝ることになりそうです。
バルブを開くと自動的に空気が入って膨らむ仕様ですが、空気の入りが甘いので息を吹き入れた方がより快適です。鼻で吸って口で吐く、これを30秒もやれば充分だと思います。口を離すと空気が漏れるので、鼻呼吸を忘れずに!(気づくのに数分かかったのは酔っていたせいだと思いたい)
これこれ、これがマットレスですわ!テントに直接横たわると地面の硬さと凹凸をそのまま身体に伝えてくれますが、このマットレスはふわふわで快適です。あると無いでは翌朝の回復が全然違ってきそう。
寝袋、もといシュラフはめっちゃ暖かいです。暑いときには足元のジッパーを開くことで温度調節できます。
また、写真のようにジッパーのエンドにはベルクロがあり、寝返りを打ったり動いたりした際にzip部分が開いたりしないように工夫されていました。安いですが充分快適だと思います。
10月上旬の当日は昼間30度近くまで上がりましたが、夜は15度まで下がりました。
寝る前は暑かったのでTシャツとシュラフを上半身にだけかけていたのですが、夜中寒くなってパーカーを着こみシュラフを足元以外をジップ留めしたほどです。
天気予報でしっかりと最低気温をチェックしておきましょう。
僕はYahoo!天気を使っています。1時間ごとの天気と気温、雨雲の動き予想をコマ送りで見れたりしてめちゃくちゃ便利ですよ。
翌朝
テントって、日光をわりとダイレクトに届けてくれます。そしてテント内がビニールハウス状態になるんですね。
太陽に朝ですよーと起こされるからキャンパーは朝が早いのかも。
まもなく太陽が雲に隠れてしまいましたが、目も覚めたので朝ごはんにしましょうかね。
これ風がブロックされていい感じですね。いつもより早くお湯が沸きました。
朝から大盛りの焼きそばを食し、モーニングコーヒーを片手に散策。
透き通る透明度なのに色が濃いのはいつ見ても不思議です。
本当はこの柔らかい砂の上でキャンプしたかったのですが、真っ暗闇だったもので断念。
また別で語りますが、テントを立てるには砂地が一番だと思い至ってます。
キャンプ場入り口から続く道を進んでいくといつの間にか石だらけの細道に。
キャンプ場は入り口付近だけだということが分かりました。
撤収
撤収も前回よりもスムーズにできました。
テントをたたんで、食器類を片付けて、その他散らかっている荷物をまとめてリアボックスにポイ。
本当に大活躍してくれる、どこに出しても恥ずかしくないボックスです。
野営レベル4くらいになりました
今回が初のお泊り訓練でしたが、予想外の真っ暗闇デビューをしてしまいました。
それでも一通りどうにかこなせたので、もうその辺りのキャンプ場でなら問題なく野営できるような気がします。
暗闇の野営、闇には次第に慣れてうっすらと見えてきますが、日常では気にならない「音」がとても怖いんです。木々のざわめき、何かが落ちる音、聞き慣れない音・・・ここでは竹が何かに当たる音?がマジで怖かった!
キャンプ場と銘打っている安全な場所をフル活用して四国一周したいと思います。