前記事では、中津渓谷の美しい自然と遊歩道のマッチングを楽しみ、メインといえる雨竜の滝を堪能しました。続いては遊歩道から離脱してよりディープな仁淀川ワールドに踏み込んでいきます。
前記事の分岐道からスタート
展望台
前記事で中津渓谷遊歩道の分岐を雨竜の滝に進みました。
今回は直進してハシゴを進む展望台ルートをご案内します。結構急なハシゴで、道も険しいのでご注意を。
ここらは人間のテリトリーじゃないっすね・・・土佐の投入堂と呼ばれる聖神社を髣髴とさせる急坂に苦しい思い出が蘇り冷や汗タラリ。
http://supercub.xii.jp/cubtouring/temples-shrines/%e5%9c%9f%e4%bd%90%e3%81%ae%e6%8a%95%e5%85%a5%e5%a0%82%e3%81%aa%e3%81%9c%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%aa%e3%81%a8%e3%81%93%e3%82%8d%e3%81%ab%ef%bc%9f%e6%a8%99%e9%ab%98500%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%88/
うわっすんごい歩きやすい!人間って偉大だわーと思う瞬間です。
奥に建物らしきものが見えてますね。コレが展望台です。
展望台自体がだいぶ風化していて、「自然に侵食される人工物」として展望台を楽しむのも一興かと。
この展望台が最も輝く季節は秋、11月頃でしょうねー。眺めは当然良かったのですが、遊歩道を歩いた感動には勝てませんでした。
中津渓谷は再訪決定です。
「石柱」と「竜宮淵」へ通じるルートです。竜宮淵が近いのでそちらに行ってみます。
竜宮淵
後ほどこの県道を通って石柱に向かいます。
雨竜の滝の、上はどうなっているの?そこにあるのが竜宮淵です。秋の深まりとともに色を増していく龍宮淵。主が住んでいたという言い伝えもあります。
あまり感動が無い・・・雨竜を見ちゃっているからね、しょうがないね。
ここもモミジが多いので、秋深い頃には最高の竜宮淵を楽しめそう。再訪決定。
ここから県道に出られます。石柱を見るには県道ルートからアクセスします。
竜宮淵を橋の上から見ることができそうです。
滝を楽しむなら県道からも見ておくべきですね。
おおお・・・結構スゲー!
石柱
そしてラストは石柱!なお「いしばしら」と読むのが正解のようです。
この石柱へは結構な距離を歩きます。遊歩道はしっかりとありますが、道のりが若干ディープな自然でややハードです。頑張りましょう。
道中には赤茶けた岩肌を見せる岩盤や、なぜか自生しているサボテンが楽しませてくれますよ。
道をてくてく歩いて行くとこの橋に出会います。
石柱と自然を楽しむため、橋は渡らず獣道ルートを進みましょう。
遊歩道も自然に取り込まれつつありますね。
うーん、ディープです。
ろ過されたての清流の源があちこちから湧き出ていて、ミニ滝を形成しています。
やっぱり自然は最高なんじゃあ^~
これはもうアレです。
シシ神様の能力で人工物が緑化した感じです。
この橋、なんと壁が終点の行き止まり。なんじゃこれー
すんごい切り立った崖になってます。
納得いきませんがとりあえずスルーして進もうとすると・・・
進む先にはこの看板と県道に戻る階段があるだけ。ということはココがゴール?
看板付近を見回しましたが石の柱らしきものは発見できません。
もういちど看板を読んでみます。
石柱(いしばしら)
土佐藩政中期、山内氏の儒者 緒方宗哲編と推定される土佐州郡志に次の記事あり下名野釜淵(しもなのかわかまぶち)
其の淵甚だ深し中心に石あり柱立つが如し
水面を去ること三間、囲み七尺ばり
つまりは、
「この淵めっちゃ深いんですけど。
真ん中に柱みたいな石があるね。
谷底から8メートルくらいの高さがあって、周囲が2メートルくらいあるぜー」
これがヒントやー!
ということで滝の下をチェックすべきだったのです。
滝が見やすい位置・・・あっ(察し)
振り返って橋を見るとバッチリ看板がありました。
でもこれ分かりにくい・・・遊歩道からも見えるようにしないとナゾナゾみたいになりますやん・・・。
もう一度橋に戻って淵の手前を観察すると
ありました、スゲースゲー!
水が石を穿つ。そして流れるような美しい造形の出来上がり。
もう本当に綺麗過ぎる水と、それにより削り取られた美しい岩はぜひご覧頂きたい造形美です。
石柱、竜宮淵はいかがでしたか
せっかく来たのに雨竜の滝だけではもったいない!体力の余裕がある方や自然ものんびり楽しみたい方はぜひ歩いてみてください。
オススメルート
雨竜の滝→国道→竜宮淵→国道or遊歩道→展望台→国道→石柱
実際に歩き回った感覚では、この経路が最も無駄なく最小の労力で回れると思います。
車・バイクでのアクセスも容易
今回は全て自然散策のウォーキングルートで探訪しましたが、何度も登場した県道を利用するとごくあっさりと訪問することができます。すぐ近くまで車やバイクでアクセスし、階段を降りる。以上で竜宮淵&石柱楽しめるのです。
行かない手は無いですよねー。
どっぷりディープな自然に浸かってリフレッシュしちゃって下さい!