先日の青龍寺訪問後、奥の院にも参拝してきました。
奥の院は横浪黒潮ラインの森にひっそりと佇んでおりましたよ。

第36番札所「青龍寺」参拝記

未読の方は先にこちらを読まれるとより分かりやすいかと思います。
青龍寺の修行僧か!?激レア!!
【カブでお遍路】第36番札所「青龍寺」美麗な三重塔と謎の法螺貝仙人

第36番札所「青龍寺」奥の院

青龍寺 奥の院へのアクセス

ちょっと入り口が分かりにくいのですが、太平洋側に大きく看板が出ています。近くになったら注意深くチェックしておきましょうね。

青龍寺 奥の院への道中

横浪黒潮ラインを進むと森っぽくなる
横浪黒潮ラインを進むと森っぽくなる

青龍寺から黒潮ラインに戻って、更に奥へと進んでいきます。勾配が急になりどんどん山に入っていきます。

と思いきや割とすぐ到着
と思いきや割とすぐ到着

予想以上に近いです。この看板付近は路側帯が広くなっていて、車も4台くらいは停められそうな感じでした。

森の奥へ続く遍路道
森の奥へ続く遍路道
木の階段があり、割と歩きやすい
木の階段があり、割と歩きやすい
鳥居発見
鳥居発見
更に奥へと続いていきます
更に奥へと続いていきます
途中からタイルに
途中からタイルに
すごい鳥居の数!
すごい鳥居の数!
扁額は不動明王
扁額は不動明王

青龍寺 奥の院「独鈷山不動堂」

青龍寺奥の院発見!
青龍寺奥の院発見!

奥の院は土足厳禁
奥の院は土足厳禁

後述しますが、ここは特別な地ですから。登山に不向きなビーチサンダルを脱いで参拝用サンダルに履き替えます。(いつもこのビーサン履いてるな・・・)

三十六童子
三十六童子

ここから一気に霊圧が高まっています。

不動明王の眷属らしい
不動明王の眷属らしい

この三十六童子はお不動さんに付き従う家来みたいな存在だそうですね。
家来といえどもかなりの強い(?)みたいで、それぞれが特殊アビリティを持っています。

ちょっと通りますよ・・・

青龍寺 奥の院「独鈷山不動堂」
青龍寺 奥の院「独鈷山不動堂」

ふぅ~到着です!
この場所に波切不動明王が祀られているですね。

扁額は大聖不動明王
扁額は大聖不動明王

青龍寺のおさらいをざっくりとしておきますと・・・

IMG_0244

歴史・由来(意訳)
空海「密教マスターしてくるで!唐まで船旅や」

- 暴風雨に見舞われ絶体絶命のピンチ -

空海「アカン・・・」
不動明王「俺に任せろー!」(波を剣でスパー)
空海「像作らなきゃ」(使命感)

- 唐の長安青龍寺で修行を行う -

恵果「やっぱり空海がナンバーワン!真言密教の奥義を伝授する」
空海「恩に報いるため日本にお寺を建てますー」
空海「恵果先生に縁のある地に届けー」独鈷杵ポイー

- 独鈷杵は紫雲に包まれて空高く飛び去る -

空海「この辺りに独鈷杵を感じる」キョロキョロ
空海「ここに先生のお寺と同じ名前の寺を建てよう」

という感じで、弘法大師が中国から放った独鈷杵が横浪半島の古松にひっかかっていたわけです。
そしてその場所が現在の「青龍寺奥の院」なんですねー。

波切不動さんが命を救ってくれたこと、多くの修行僧を抱えた長安青龍寺の恵果(えか)和尚が外国人で無名の空海に最高の位を授けたこと、それらに深く感謝した空海がお師匠様を偲び不動明王を祀るために建てた土佐の青龍寺。
空海のルーツとも呼ぶべき場所なのだと実感・・・

独鈷山不動堂 右の像
独鈷山不動堂 右の像

独鈷山不動堂 左の像
独鈷山不動堂 左の像

これは・・・何でしょうねー
天狗とか修験者(山伏)が守っているのでしょうか?

終わりに

独鈷山不動堂、参拝完了
独鈷山不動堂、参拝完了

森深くに入ってはいきましたが、参道が整備されていて特に困難なく参拝することができました。

サンダルはイカン

ただ、山道を歩くので参拝にはトレッキングシューズとか運動靴推奨です。

虫除けスプレーは必携!

肌を出している時期は絶対必要だと痛感!身体の周りを飛び回る小虫に脅かされてゆっくり参拝できません。
この神聖な地で大量のヤブ蚊ちゃんと血の契約を交わしてしまいました。

波を切るお不動様もヤブ蚊は切ってくれませんよ!ヤブ蚊に噛まれると一週間くらい痒いですよ!!手元に常備推奨ですぞ!!!

えっ?常識なの・・・(´・ω・`)

投稿者 ホンダ芭蕉

四国は高知、車社会の片田舎で訳あって原付バイクだけで暮らしてます。 カブ生活の魅力と困難、ふらりと立ち寄った寺社仏閣や田舎の癒しスポットなどをご紹介します。

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