山道でバイクが熱ダレした・・・それでも前に進みたい時の対処法

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熱ダレしても進みたい時の対処法

これは50ccのカブ系エンジン全般のお話です。

空冷エンジン最大の短所である熱ダレ。エンジンがオーバーヒートしてパワーが落ち進まなくなるイヤな現象ですね。
夏場の長距離登坂や急坂登坂で経験した方も多いのではないでしょうか。

しかし四国八十八ヵ所を巡るカブツーリングの中でついに打開策を開発し、重積載のカブでも着実に前に進むことができるようになりました。
「あと少しで登坂が終わるのに・・・」「少しでも前に進みたいのに・・・」といったときに最適な方法です。

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まずは熱ダレ時の予備知識

熱ダレ中もローギア低速走行は可能
経験上、熱ダレしてもエンジンはかかり、1速でじわじわ走行することができます。
ただしパワーは激減しているので思うようには進みません。

停車中は回復が遅い
これも経験上、エンジンを停止させて休憩してもそれほど回復しないんです。
山間部を走るのが好きな僕もよく熱ダレし、その都度カブを休ませるわけですが、熱ダレしてしまうと10分20分では回復しないんですよね・・・。待機時間が本当に辛いんです。
空冷エンジンは風を当てて冷却するやり方でないと非効率なのでしょうねー。

押し歩きはマッチョ向け重作業
エンジンをかけ、軽く吹かしながらの押し歩きも試していますが思いのほかバイクは重く、倒れないよう支えておくだけでも相当な労力が必要です。体力が削られる上に手首や肩に負担がかかり長時間は無理・・・。

熱ダレしても進んでいけるのは二足二輪走法

二足二輪といえば、バイク走行を両足で補助をするやり方。この足をもっと上手に使えばスムーズな走行と熱ダレ回復を同時に行うことができるんです。

熱ダレ時の坂道の走り方

僕は2つの手法で標高911メートルの山も重積載カブで登坂することができました。

二足二輪(1速)

5km~10kmの速度を保ち、二足二輪で進む方法
二足二輪(1速)

二足二輪(1速)


・バイクに乗車し、ローギアで駆け足レベルのスピードを保ち、足を交互について進んでいく。
・エンジンにかける負担を最小限にすることを意識して足のサポートを行う。
・熱ダレ状態のひどい時や急坂の場合は足で地面を蹴り出し、推進力を発生させる。

二足二輪(2速)

20km前後の速度を保ち、二足二輪で進む方法
二足二輪(2速)

二足二輪(2速)


・バイクのスピードを一定に保ち、両足を前に突き出し、遠心力で両足同時に振り下ろして地面を蹴り推進力を生む。
・エンジンにかける負担を最小限にすることを意識して足のサポートを行う。
・スロットルは一定。スピードが落ちても開けない。
・坂道などで10km/hを下回りそうな場合は二足二輪(1速)に切り替え。
・結構疲れるがいい運動になる

分かりにくいですね・・・。
1速の時は歩くように足をついていきます。トットッって感じで。
2速の時には足を蹴り出します。パンッパンッって感じw
考えるな感じろ(懇願)

以上、「ぼくのかんがえたさいきょうの走行方法」です。
結構イケてると自負していますがどうでしょう?困ったときはぜひ思い出してチャレンジしてみてくださいね。

熱ダレ対策にはアルミビレットクーラー

蛇足になりますが、熱ダレしにくい車体にするにはアルミビレットクーラーが効果を発揮してくれます。
熱ダレしにくくなるだけでなく、熱ダレからの回復も早くなりますのでオススメ!
[オーバーヒート対策]カブ系エンジンの熱ダレにはGクラフト アルミビレットオイルクーラー
僕は山間部によく行くのですが、そこで困るのは熱ダレってやつです。 長時間の登坂では、カブのトルクがどんどん落ちていき、オーバーヒート状態に...