[オーバーヒート対策]カブ系エンジンの熱ダレにはGクラフト アルミビレットオイルクーラー

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頼もしい面構え

僕は山間部によく行くのですが、そこで困るのは熱ダレってやつです。
長時間の登坂では、カブのトルクがどんどん落ちていき、オーバーヒート状態になることが多々あります。

ギアを2速に落としても徐々に加速が弱まって・・・最終的には1速でも進まなくなってしまいます。
そうなるともうお手上げ、エンジン熱が冷めるまで全裸待機するしかありません。

水をぶっかけるという方法もあるのですが、急激な冷却がエンジンに良いわけも無く頻繁に行うわけにはいきません。

何か対策はないかと調べていたところ、良い物が見つかりました。

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Gクラフト アルミビレットオイルクーラー

Gクラフト (Gcraft) アルミビレットオイルクーラー横型エンジン用7段

Gクラフト (Gcraft) アルミビレットオイルクーラー横型エンジン用7段


ヘッドに直接取り付けられる新しいオイルクーラーです。
取り付けは非常に簡単で純正カバーを外して付けるだけです。
面倒なホースの取り回しやステー加工、他の部品への干渉などに気を遣う必要がありません。
内部にオイルを循環させ、ヘッドからの熱を吸収し、高い冷却効果が得られます。
また、走行風が当たる面積が増えます。
弊社オイルクーラーはサブ的な物としてお使いください。
フィン数7枚。

●装着可能シリンダーヘッド
モンキー6V、モンキー12V、ダックス6V、ダックス12V、モンキーR、各社レギュラーヘッド

●装着不可シリンダーヘッド(または車種)
武川スーパーヘッド(取り付け形状の違い)KITAKOウルトラSE(プラグ角度が違うため)モトラ(フレームに干渉)、シャリー(フレームに干渉)、CT110(エンジン形式違い)カブ(レッグシールドを外せば装着可能)


取り付けイメージ

取り付けイメージ


このオイルクーラーの中にはオイルが入っていて、それがエンジンを冷却してくれるわけですな。
また7枚のフィンが高い空冷効果をもたらしてくれるっぽい。

レビューも付いていないマイナーな製品ですが、ここは僕が人柱になって検証してみましょう!

アルミビレットオイルクーラー取り付け

アルミビレットオイルクーラーのパーツ一式

アルミビレットオイルクーラーのパーツ一式


ただネジネジして取り付けるだけの簡単仕様ですね。

レッグシールドを取り外す

レッグシールドを取り外す


カブのレッグシールドは4か所のボルトで留められていますので、それらをネジネジして外します。
どのパーツなのか分からなくならないよう、留め具はレッグシールドの穴付近に置きましょう。

ホーンを取り外す

ホーンを取り外す


エンジンの横に丸いパーツが付いています。これがクラクションの音を出すホーンです。
加工時に邪魔になると思い取り外しましたが、そのままでも大丈夫かもしれません。

エンジンカバーを外す

エンジンカバーを外す


エンジンの右側部分がカバーです。この部分を外します。

強力に貼り付いている

強力に貼り付いている


マイナスドライバーでこじ開けました。

カバーを取るとこんな感じ

カバーを取るとこんな感じ


緑色の部分はガスケットと呼ばれるものです。

ガスケット(英: gasket)とは、構造に気密性、液密性を持たせるために用いる固定用シール材である。

カブのガスケット

カブのガスケット


これがここまでドロドロに圧着されるんですねー。
このガスケットの残骸を丁寧に除去していきます。

ガスケットを除去した状態

ガスケットを除去した状態


こんな風に綺麗になりました。

アルミビレットオイルクーラーと付属のガスケットを装着

アルミビレットオイルクーラーと付属のガスケットを装着


オイルクーラーとエンジンの間にちらっと見える青い紙がガスケットです。
エンジンのカバーの代わりに、今度はオイルクーラーを装着します。

グリグリとねじ込む

グリグリとねじ込む



これで完成!

オイルクーラー装着完了

頼もしい面構え

頼もしい面構え



どことも干渉せずキレイにポン付け可能

どことも干渉せずキレイにポン付け可能



最後に取り外しておいたレッグシールドを取り付けます。
レッグシールドとも干渉せずいい感じ

レッグシールドとも干渉せずいい感じ



オイルクーラー効果のほどは・・・?

津野町→須崎の山奥→高知へと6時間くらい乗りました。山間部で少々熱ダレを感じましたが、走行不能になることはなく走破しました。

はっきりと熱ダレが来るタイミングを把握しているか、といえば正直なところよくわからないので感覚的な話しかできませんが、熱ダレを感じてからの粘りが強くなったように思います。

今まではダレを感じるとそのままズルズルと加速が落ちていきましたが、今回は熱ダレを感じてからも60%前後のトルクで走行できた感じです。

ついでに、キックでエンジンを始動させ、しばらく放置するとエンストすることがあります。これはエンジン冷却効果の賜物だと解釈しています。

3行でまとめ

オイルクーラーを取り付けても熱ダレはします。ですが、冷却部分と効率が上がったため、オーバーヒートまでの時間が長くなったように思います。
熱ダレに困っているならアリかと。

オイルクーラーには種別があります

僕が購入したのは、フィンが7段のこのタイプです。

他にもフィンの枚数が異なるものがあります。こちらは5段。

適合車種:[HONDA]モンキー6V/12V/ダックス6V/12V/モンキーR/スーパーカブ


こちらは10段。

適合車種:[HONDA]モンキー6V/12V/ダックス6V/12V/モンキーR


カブには7段がギリですのでお気をつけて!

おまけ

山道などで熱ダレしてしまっても二足二輪走法なら前に進めます。四国一周した際に編み出した方法をどうぞ。
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